鎌倉|円覚寺のお庭も見える:喫茶「門」(北鎌倉)

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JR横須賀線・北鎌倉駅の小さな駅前広場の両サイドには、小規模ながらも個性的な飲食店が軒を連ねています。その中のひとつ、喫茶「門」。1965(昭和40)年創業です。


以前から入ってみたかったのですが、混んでいた時期で、しかも4人は無理だったので泣く泣く諦め、ようやっとかないました。紫陽花で有名な円覚寺さんのすぐそばのため、窓からお庭が見えます。紫陽花の季節を外せば、比較的静かに過ごせます。

 

北鎌倉駅の西口改札を出て、本当にすぐです。何歩くらいかな?

 

夏の湘南は混むだろうと思ったのですが、みんな海の方に行くので北鎌倉はとても静かなのだとか。近くにハイキングコースもあるけれど、さすがにみんな真夏は避けるので、観光客も殆どいないそうです。それではご近所の人達は?と思ったら、高齢者も多い地域らしく、暑い時期には出てこないのだそう(笑)。確かにご家族も心配ですよね。

達筆な「門」の文字は、円覚寺の住職さまだった朝比奈宗源さんの作品とか。

 

隣3軒も個性的なお店ですが、門さんも含めすべて、ひとりの設計士さんによるもの。お店の用途を考えて各建物を設計してくださり、門さんが入っている店舗は、はじめから喫茶店用として設計されたのだそう。

 

窓枠や植え込みのカーブが素敵。


鎌倉駅近く(小町通り)にも「門」というお店はあったと聞いたことがありましたが、この北鎌倉駅前のお店の方が古いそうです。何と言っても、この眺め!円覚寺さんのお庭でだそうです。


 「白鷺池」があるそうですが、今は緑でいっぱいで見えず。わずかに残る紫陽花が見えました。


 昼間の短い真冬の夕方、少し暗くなった時間でも素敵かもなあ・・・と思ったら、店主さまいわく、「雪が降った時が一番きれい」とのこと。葉は枯れ落ちているから、池が見えて、あたり一面が真っ白になっているのを、温かい飲み物を頂きながら、大きな窓越しで雪景色を見られるのは、確かに贅沢な気分。

現実的には、交通が心配だけど(笑)。


 

 

北鎌倉駅前は、観光シーズンでなくても待ち合わせの人達で賑わっていることがありますが、お店に入るとすごーく静か。心地よさでいっぱいです。朝は7時半から営業しているため、朝の坐禅後に朝食を食べに来る人もいるそうですよ。

 



 

たまたま初夏に来たけれど、季節問わず、気持ちよく過ごせそうな空間です。



 

 

また、門さんでは「禅問導クッキー」という米粉で作ったまあるいクッキーを販売しています。中に禅の言葉が書かれた紙が入っています。「問答」ではなく「門導」とあるのはそうした理由からなんですね。

 

この禅門導クッキーをキャラクター化した「ぜんもんどうくん」のストラップも販売されています。

みなさん、たまたま目があった子を買って行かれるのだとか。


かわいいっ (≧▽≦)

価格は700円で、そのうち500円がウクライナの子供達を支援するための募金に充てられます。店主さまの手作りなので、200円は材料費と制作費・・・?と考えると、価格をかなり抑えた設定をされているように感じます。
いいのかな?と思いつつ、ウクライナの子供達を思う店主さまのお気持ちを応援し、ひとつ買わせていただきました。
スマホに付けていると鞄の中ですぐ見つかるという思わぬメリット(笑)。


肝心のメニューですが、昼間は飲み物とケーキのみです。なので腹ごしらえはできませんが、緑がよく見える静かなお店で一息つきたいときには最高です。何とも言えない心地よさがあります。コーヒーもおいしい!


もうひとつ特筆したいのですが、店主さまが上品で気さくな方で、鎌倉のことも色々教えてくださいました。女性ひとりでも全然入りにくいことはありません。女子ひとり旅で北鎌倉にお越しの際は、お気軽に立ち寄ってみてください。
(火曜日は定休日だそうです)

 

喫茶「門」(食べログ)
https://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140401/14028878/


北鎌倉は、鎌倉駅周辺のような賑わいもないし海からは遠いですが、独特の雰囲気があって、いいところでした。海の近くと比べると、風景があまり変わっていないようです。現在の北鎌倉の駅は木造駅舎で1930(昭和5)年に建てられたものだそうですよ。
駅舎の撮影もお忘れなく。

北鎌倉駅(ニッポン旅マガジン)
https://tabi-mag.jp/kn0545/



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