神奈川県央|昭和空間:純喫茶フロリダ(大和市)

 小田急大和駅前で行われている神奈川県最大規模といわれている「やまと骨董市」をウロウロしているとき、目に入った黄色い看板と「純喫茶」の文字、気になって仕方ありませんでした。ここだけ妙に昭和。


「純喫茶フロリダ」さんは、1971(昭和46)〜1972(昭和47)年頃の創業だそうですが、ビルはもっと古そうです。運良く駅前の再開発を逃れて今に至るのだそう。

 1階に飾られているサンプル以外にも、メニューはあります。


 

 ちょっと入りにくい?
カラオケやってるのかなあ?とちょっと戸惑いました。店主さまいわく、みんな緊張しながら入っていいのかな?という感じでソロっと入ってくるそうです。

「カラオケ」「パブ」って書いてあるのに「純喫茶」?と困惑。純喫茶って、お酒はないのでは???


 

・・・と思ったら、パブ部門と喫茶部門があるのですね(笑)。

 

 右折して、喫茶の方に進みます。「純喫茶」アピールがすごい(笑)。相当、間違えられるのでしょうか???


 

入って見たら・・。一体ここは?
アーチ型のお会計窓口。チケット売り場みたいですが、昔は違う業種だったのかな??と思い聞いたら、焼肉屋さんだったそう。店名はフロリダだけど、ポスターは京都やラスベガス(笑)。 



 

すごいレトロ感。ポスターも古そうです。フロリダのポスターもあるけど、ラスベガスも多い(笑)。でも、「フロリダ」です。

 


 

ごちゃごちゃしているようですが、案外、居心地よし。店内も広々。


 床のクッションフロアーの柄もレトロ。


照明も何か不思議。


 漫画もたくさん。


窓際は明るく、カーテン越しの光が柔らかくていい感じでした。
この時代の喫茶店やレストランってこういうカーテンを使っているところ、多いですよね。


 和風ハンバーグ定食。ふりかけをつけてくれるのが嬉しい!


 

昭和っぽくしているんじゃなくて、本当に昭和のまんまな空間でした。

ここ数年のレトロ喫茶ブームのおかげで、コロナ禍でも撮影が入ったり、そこそこお客さんが来てくれて助かっているそうです。若い人にとっては新鮮らしく、ネットで調べてきてくれたり、SNSに投稿してくれたりするそうです。で、入り口にあるピンクの公衆電話とか珍しがるのだそう(笑)。

店主さまは「古くてお恥ずかしい」なんておっしゃっていましたが、ここまで変わらずに続けているってすごいことですよね。お店は確かに古いけど、ボロくはない。他のお客さんにも「このままでいてほしい」って言われるそうですが、私もそう思いました。


Retty:純喫茶フロリダ
https://retty.me/area/PRE14/ARE572/SUB57204/100000180056/
 

 

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