ニュー新橋ビル地下1階に1971(昭和46)年開業「喫茶フジ」。このメニューサンプルのケースがかわいくて思わず入ってしまったのですが、サラリーマンの仕事場(憩いの場)という感じ。完全分煙、Wifi、電源、明るすぎない店内・・という環境。
オリジナルのコーヒーカップ&ソーサーやティーポットがお土産として売られていました。岐阜・美濃焼の製造メーカーによるものだそう。
分煙にしたり、レトロ喫茶ブームもあり、若い女性のお客さんも増えているようなのですが、おじさんの町・新橋らしい雰囲気は健在です。
ちなみに、全然煙くもないし、タバコの匂いは全く気になりませんでした。
禁煙が当たり前になるにつれ、喫煙者に我慢をしてもらうことも増えました。ただ、新橋という場所柄、全面禁煙にしてしまうのは難しい。ビルも古いからキッチリと分煙にするのも難しいという中、厳しい基準をクリア。分煙のモデル店として国や都の担当者が視察にも訪れたとか。
店内には、上空から富士山を撮った見事な写真。初代オーナーさんがよほど富士山に思い入れがあったのかなと思ったら、ご出身が富士山の麓の町だったから、だそう。お店の名前に付けるほど、故郷への思いがあるって素敵ですよね。
生まれも育ちも東京で、離れたといってもせいぜい電車で1時間もかからない隣県にしか住んだことがないと、「うちの田舎」「帰省する」って言葉を使ったことがなく、また「ふるさと」への思いがどんなものか実感としてわからず。
羨ましいなあと思いながら、眺めていました。
富士宮焼きそばに心を惹かれたけど、身体が糖分を欲していたため、窯焼きホットケーキを注文。カップとお揃いのロゴの焼印が押してありました。
分厚くて見るからにフワフワでおいしそう(おいしいよ)!
お店のロゴもかわいいですよね。
まだいつになるのかわからないですが、新橋ビルも再開発計画によって取壊しが決まっているそうです。新しいビルを建てても、もうこういう空間って作れないですよね。結構ショック・・・。
以前は2022年に解体とか聞いたのですが、延びてくれてちょっとほっとしています。でも、うかうかしていると、あっという間に時間が過ぎて、またTwitterでフォロワーさんが教えてくれて慌てるパターンになりそうです。
まだ行ったことがなくて、行けそうな方は、是非お早めに!
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