藤沢駅周辺もレトロ喫茶がだいぶ少なくなったそうだけど、映画のロケにも使われた有名店があります。でも、「地元の人がはここに行くよー」とTwitter で教えていただいたのが、「海ーKai」。
子供の頃、今より外食は特別感があり、こういうパフェはすごく嬉しかった! |
いかにもレトロ喫茶!という押した感じはないけど、入居しているフジサワ名店ビルの開業は1965(昭和40)年、昭和時代からそのままの雰囲気が残っていました。もし、「海ーKai」さんがビルと同時オープンだったら、もう50年以上ということに。
小さな広場に街頭テレビが残っています。かつては屋上に観覧車もあったとか。 |
●はまれぽ.com
昭和レトロな雰囲気の「フジサワ名店ビル」の歴史と現在に迫る!
https://hamarepo.com/story.php?page_no=2&story_id=6743
「海ーKai」さんは、このビルの1階の奥。もう見るからに地元に古くからあるショッピングセンター内にある喫茶店と言う感じ。昭和って、どこの町にもこういうお店ってありましたよね。
コーヒーや器具の販売もしています。
喫茶店の入り口には、お馴染みの食品サンプル。
パスタフェア中でしたが、夏はカレーフェアなど、季節によって企画しているそうです。
喫煙可、支払いも現金のみというあたり、昭和っぽい。新聞・雑誌が置かれていて、地元の人が寛ぎに来る感じです。窓の外には電車が通るのが見えます。
よく来られる方にはおなじみのメニューの表紙。
藤沢市は海岸に面しているけど、お店は海からは離れています。歩いていくのはかなり遠く、小田急線か江ノ電を使っていくのが(絶対に)よいと思います。都内から来ると、少し暖かく、空気が柔らかく、歩いてる人の速度も少しゆっくりに感じます。
メニューもすごく豊富なんですが、ランチメニューのカレーセット。スープ、ミニサラダ、ドリンク付きです。
もうお腹いっぱいです。レトロ喫茶のランチの量が多いのか、今の人たちが小食なのか?昭和~平成の人たちは「モーレツ」に働いていたし、社会全体もすごく元気だったと思います。おいしくて、お手頃で、働く人を応援する感じが色濃いのもレトロ喫茶ランチの特徴のような気がします。
こちらは、ダブルパフェ。
飲み物とアイスがそれぞれ数種類の中から組み合わせを選べます。
このビルも建て替えが決まっていて、新しいビルは2029年完成予定だそうです。「有隣堂」の看板があるのがフジサワ名店ビル。隣接するダイアモンドビルやCDビルも再開発の対象で、まとめて建替えるとか。こうしてみると確かに古いですが、味があるなあ。17階建てになるそうで、この風景も随分変わりそうですね。
2029年完成ってことは、営業はいつまで何だろう?
<編集後記>
レトロ喫茶に行くと、食器も分厚いですよね。料理は「温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちに」というけれど、どこのお店に行っても、冷めにくい、ぬるくなりにくい食器を使って提供していたのも、振り返ると昭和らしいなあと。特にグラスなどは、今ではもう作ってないものもあるそうです。
時代が変わったし、諸事情あると思うので一概に良し悪しは言えないのですが、ドリンクを注文してプラスチックのカップで提供されると、正直ちょっと気持ちが下がることがあります。レトロ喫茶が好きとか落ち着くのは、実はそういう理由も少しあったりします。
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