茅ヶ崎にレトロ喫茶はあまりないのかなあと思ったら(決して多くはない)、まだまだありました。国道1号線に出る少し手前の「pockett(ポケット)」さん。ランチタイムは近くにある市役所の職員さんがよくいらっしゃるそう。
おいしいお料理に加え、ママさんのお人柄ゆえ、定年退職された方も時々顔を出してくださるとか。
おそらく造りからしてお店自体は30年以上になるかと思いますが、現在の経営者であるママさんが引き継いで20年とか25年くらいみたいです。
何となく、こういう古めの喫茶店は男性客が多く、食事の量も多い、今でも喫煙のところもある・・など、女性にとって入りにくいイメージもありますが、ここはむしろ女性客の方が多いかもしれません。「ひとりでも入りにくくない」とよく言われるそうです。
お店も素敵ですが、空気がふわっと柔らかいのが印象的でした。
これだけのスペースを、ママさんがひとりで回しています。だけど、テキパキしていて「待たされた」という感じはありません。「時間が限られた勤め人のランチタイム」を意識されているせいか、お客さんが引いたあとでも、テキパキテキパキ(笑)。
「生姜焼き定食」のランチです。
すごくおいしいのですが、どういうおいしさかというと・・。
学生時代に友達の家で遊んでいたとき、料理好きのお母さんが「今日はもううちでご飯食べていって」って声かけてくれて、お言葉に甘えたことってありませんか?
そのときの雰囲気と、そのときに出していただいたおいしいご飯って感じです。家族の好みや健康を考えて、いろんな具材をバランスよく使ってるという感じ。
それで楽しくおしゃべりしながら食べ終えたら、「デザートあるけど食べない?」って言われて、また遠慮なくいただいて・・・それがまた手作りでおいしくて。
「コーヒー、温かいのはどう?入れて直すわね」って言われて、入れ直していただいたような・・・
そんな和やかで楽しい気分になる、なつかしい「おいしさ」と「おもてなし」。
素敵なお店でした。近所にだったらいいのになあと、心から思ったお店でした。
ママさん、絶対にまた伺います。
お忙しいと思いますが、お元気で!
pockett(ポケット)
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