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ここのところ、レトロ喫茶の閉店・解体のニュースが多く寂しく感じていたところに「2022年12月6日にミロンガ閉店」と聞いて少々凹んでいました。老朽化による移転と聞いてほっとしたけれど、あの空間がなくなってしまうことには変わりがない。
ミロンガは、1953(昭和28)年創業。時代的に音楽喫茶(音楽を聴くための喫茶店)があった頃、タンゴも流行っていたらしく、タンゴ喫茶としてオープンしたそうです。
いい雰囲気ですよね~ |
1995 (平成7)年に改装したのを機に、店名も「ミロンガ」から、スペイン語で”新しい”を意味する”ヌォーバ”を付け加えた「ミロンガ・ヌォーバ」に改名。また、世界のビールを取り扱い始めたそうです。
現在でも、アルゼンチンタンゴのLP(レコード)をかけています。若い人はLPを見たことも、その音も聴いたことがないかもしれないけど、CDや音楽ファイルで聞くのと、全然違います(こういうお店に来て、是非聞いてみて欲しい)。
我が家にもLPとプレーヤーがあるのですが、こういうと、もっと年配の方には「蓄音機は知らないだろう(笑)」と言われてしまいます。かつては、どれだけ音楽を楽しむのが贅沢で、録音や再生の技術がどれだけ発展したのか、調べてみると面白いかもしれません。
珈琲も本格的でおいしいですよ。週末の混んでるときでなければ、音楽を聴きながらゆったり過ごせます。
ちなみに移転先はすごく近くのようです。
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<編集後記>
岩波ホールも閉館、三省堂書店本社ビルの建て替えが決まっているし、神保町の雰囲気も変わりそうです。このままじゃだめなのかなあ。どこに行っても同じような街並み、同じような店舗(チェーン店)になったら面白くないじゃんね??
ベスト・オブ・タンゴ・アルゼンチーノ (Best of Tango Argentino - Piazzolla / Troilo / Cobian / Villoldo ...) |
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