Health|中高年にはありがたいおやつ、酒粕レーズン

酒粕の季節のうちにまとめて買って冷凍保存(酒造期間は主に11月~3月)。若い時はそれほどおいしいと思えなかった酒粕も、だんだんおいしさがわかるようになったものの、それほど食べる機会ってないですよね。


でも、酒粕レーズンを知ってからは、ちょくちょく食べてます。酒粕を買うとき、醸造アルコールが入っていないものを選んだ方がおいしい気がする。



酒粕の効能

酒粕は、発酵によってできたアミノ酸やビタミンが多く含まれ、とにかく栄養豊富。
便秘の解消(食物繊維が豊富+オリゴ糖による整腸)、美肌効果(ビタミンB群が豊富)、肩こりや冷え性の緩和(アデノシンによる血管拡張作用)、肝臓の保護や高血圧の抑制、アレルギー体質の改善(ペプチド)、骨粗しょう症予防(カテプシンL)のほか、悪玉コレステロールの減少など、いろいろな効能があると言われています。
何か、中高年向きの食材?!

ただ、アルコールを控えなきゃいけない人(車を運転する人、アルコールを摂取してはいけない人)は効能云々よりも、そもそも「身体に入れないこと」の方が優先されると思いますが・・・。ちなみに食品標準成分表によればエタノールが約8%程度残っているそうです。
糟汁で、飲酒運転扱いされたケースもあるんだって・・・
未成年もダメだろうなー (-_-)



酒粕レーズンの作り方(我が家の場合)
酒粕レーズンの作り方は、いろんな人が(ちゃんとした)レシピや作り方などの説明動画を出しているので、そちらをご覧になった方が・・・と思いつつ、書いておきます。

(材料)

  • 練りタイプの酒粕250g
  • 干しブドウ(適当)
  • 好きな日本酒(小さじ2~3杯くらい、柔らかさによって調節)

レーズンは、油でコーティングされていないタイプの方がおいしく仕上がる感じがします。もし家にあるレーズンが、コーティングされたものだったら湯通しもアリかもしれませんが、油を少し取り除くことができても、甘味も逃げちゃうので。
(今、いろんなところに油が使われていますよね。それじゃ太るわ!)


(作り方)

  1. レーズンを日本酒に浸して柔らかくする。放置時間は適当。
  2. 酒粕をボールにあけて練ってやわらかくする。
  3. レーズンと日本酒を少しずつ加えながら練る。(好みよりやや固めになるくらい)
  4. 容器に移して、冷蔵庫で2~3日くらい置いておく。


(保存について)
菌が繁殖しにくいため比較的日持ちします。ですが、酒粕自体が熟成が進んでいく食材なので、開封して空気に触れたものや、温度が高い場所では熟成が早く進みます。なるべく、密閉した状態にして、冷蔵庫で保存するのがいいそうです。





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<編集後記>
以前は廃棄するのにも困ったほど量があった酒粕も、年々手に入りにくくなってきているそうです。1970年代から日本酒そのものの生産量が減少したことと、大きな酒造工場では酒粕の出ない融米造りに切り替えたことが主な理由だそう。
でも、また見直されてきているようなので、近くに酒造工場や酒蔵があったら、お手頃価格で手に入るかもしれません。

 


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