人にも町にも歴史あり。様々な変遷を経て、今私達がいるこの時代やこの先の未来に繋がっています。70余年前の新橋駅近く、外堀通りの写真を見つけました。
「第一ホテルからみた風景・東京都芝区(現:港区)新橋」 ビル・カーティー撮影・オーストラリア国立映像資料館提供 |
1945(昭和20)年9月。終戦からまだ1か月くらいのとき。
東京だけではなく、日本の多くの町がこんな風に焼け野原にされました。
亡くなったのは民間人です。若い男性の多くが兵隊に取られてしまったために、労働人口が少なく、餓死者が出るほどの食糧難など、生きるだけでも大変な中、こんな状態から今の日本を作り上げてくれた人たちが居て、今の私達がいます。
ちなみに、現在はこんな感じです。
どちらの写真にも映っている角地の小さなビルは「堀商店」さん。西洋金物店というのか、錠前やドアノブなど建物金具を扱っておられます。1890(明治23)年の創業、関東大震災で倒壊したのを機に建てたこのビルは1932(昭和7)年竣工、現在では有形文化財にも指定されています。
今から70年後は、2088年!
もうすぐ22世紀だって言ってる頃ですね。元号は何だろう?
世界は、日本は、この場所は、いったいどうなってるのやら。来年の今頃だって想像つかないのに。私はこの世にいないけどね(笑)。
●堀商店:堀ビルについて
https://www.hori-locks.co.jp/company_bilding.html
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