LA|ユニオン駅(LADT)

ロサンゼルスにあるユニオン・ステーション。パームツリーと青空と白い建物、昔ながらのカリフォルニアのイメージ(?)。鉄道利用の予定はなかったけど、前を通りかかったので、ちょっと覗いてみました。



オープンしたのは1939年。かつては3社のアメリカ横断鉄道が発着し、交通の中心として栄えていたそうです。

 


1970年頃から、航空機の発達や経済の成長、鉄道会社の経営の問題などさまざまな理由から衰退したものの、1990年頃にロサンゼルス・メトロができ始め(工事は、すごく遅れに遅れたが)、それに伴い、徐々に活気を取り戻してきたのだそうです。

現在は、「アムトラック(大陸横断鉄道)」をはじめ、「メトロリンク」「Metro Rail」が発着するターミナル駅で、National Register of Historic Place (歴史的史跡)にも指定されているそうです。



ロサンゼルスにこんなすごい駅ができた頃、日本はどうしていたか?
日本軍が重慶(中国)を爆撃、ノモンハン事件、国民徴用令が制定、石油配給制実施、ネオン・パーマネント廃止、「産めよ増やせよ(兵隊確保のため)」、等。
国力が違い過ぎて泣けてきます。


歩いている人達の大きさからも、建物の大きさが少しイメージできるかと思いますが、これでも、他のユニオン駅に比べると小さい方なのだそうです。


この駅舎、複数の建築家たちによって設計された、いわばコラボ作品で、様式も複数の様式の折衷なのだそう。Dutch Colonial Revival architecture(ダッチコロニアル様式)、Mission Revival(ミッションリバイバル)様式、ストリームライン・モダン様式・・。
見る人が見れば、どこがどの様式とかピンとくるのかなと思います。

ちなみに、全米最古のユニオン駅は、インディアナポリスだそうです。



日本の駅舎みたいにすぐに改札があってホームに行くスタイルではなく、ここで待って、時間になったら指定されたホームに行くみたい。空港みたいな感じですね。
それにしても、椅子、大きくないか?



まだ、アメリカで列車の旅をしたことがありません (; _;)。
次回渡米したときはアムトラックに乗る時間を作ろうと思います。

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