東京|昭和4年竣工の駅舎:両国駅

JR総武線「両国」駅。1904(明治37年)、総武鉄道が房総方面へのターミナル駅として「両国橋停車場」という名称で開業。本所停車場(現:錦糸町駅)とこの両国橋停車場間は日本初の高架鉄道だったそう。旅客だけでなく貨物も多く取り扱われ、中でも醤油や大豆が多かったとか。
 
 
 
1907(明治40)年に国有化されて、総武鉄道は総武本線になりました。当時の駅舎は1923(大正12)年の関東大震災で焼失、現在の駅舎は1929(昭和4)年に建て直されたもの。
 
 

 
「両国」駅という名称になったのは、1931(昭和6)年。また、当時としては大型の駅舎だったようですが、今では東京では珍しい低層の小さな駅舎となりました。それにしても、目の前に駐車スペースがこれだけある駅って珍しいと思ったら、かつて駅前には路面電車(市電→都電)も走っていたとか。
 東京下町は空襲がひどかったエリアのひとつなのですが、よく残ったなあ。
 
2016年にはリニューアルされるという噂ですが、この雰囲気は残して欲しいですね。高さのある駅ビルとかにしちゃうんでしょうか?
 
 
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【追記:2018年9月】
リニューアル後、初めて来ました。
 


中には土俵もありました。


 
また、両国といえば国技館。駅構内になるお相撲さんの写真や手形も健在でした。
 

 
 
 

 

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