前回に引き続き八丈島のことだけど、今回は宿泊した「八丈ビューホテル」。1976(昭和51)年5月にオープンした、歴史あるレトロなホテルです。
唯一砂浜がある底土海水浴場に近い「リゾート・シーピロス」や、その他いかにも南国といった感じのゲストハウスやペンション、釣り人専用の宿など、様々な宿泊施設がありましたが、昭和レトロの雰囲気漂う「八丈ビューホテル」にしました。
だいたい八丈島のホテルは低層の建物です。そのため、エレベーターとかエスカレーターもないと思っていた方が無難です。エレベーターを設置したら、今度は保守・点検をはじめ、動かないとか、まして人が閉じ込められた等のトラブルが起きたときの緊急対応に限界があるからだそうです。ロビーからお部屋までは、荷物を持って階段を昇り降りすることになります。ホテルの方が手伝ってくださいましたけれどね。
さすがに病院などはストレッチャーを使ったりするのであるとは思いますが・・・。
このあと、いろんなところに離島らしさを感じることになります。
空港から車で5分。閑静な高台から太平洋を見渡せ、晴れた夜には星空を楽しめます。ホテルの外観からして、懐かしい感じですよね。
ロビー兼食堂は、カラフルでちょっとスペインっぽ感じ?
課と思えば、ちょっとクラシカル。とにかく眺望が良いので晴れた日は本当にきれいなのですが、問題は台風や暴風雨のとき。瞬間的にガラスがしなります。割れそうで割れないのですが、窓の近くにいるのが怖いくらいになります。
ここでコーヒーや明日葉ジュースを飲みながら、PCで作業することもできます。Wifiも使えるみたいですが、持ってきたポケットWifiを使ってました。
八丈島で観光産業が発達のは戦後から。1960年代、海外旅行(米軍統治下の沖縄を含む)と比較すると安価で温和な気候から、首都圏からの新婚旅行先としても人気が高かったそうです。
朝食のバッフェもこちらで。
ご飯とパン、両方食べることができるのも、バフェならでは。だけど、いつも以上に食事を残さないように…と考えてしまいます。食糧も水も、殆ど飛行機で運んでるハズ。つまり、量が限られているというがふと頭をよぎります。でも、日本という国自体が、食糧も輸入に頼ってます。本来はこうして「限りがあること」、「届かずに不足すること」も意識しなくちゃいけないんだろうなあと思います。
和室と洋室があります。
まずは、和室から。なかなか広いです。無線LANやWifiはロビーでしか入りません(離島らしさでもある)。客室でも、別館の方だとスマホの3Gは不安定ながらも入ったのですけど。2014年の今でも、インフラはそこまで整備されていないようです。ショップもドコモしかないんだって(;ω;)
こちらは洋室。部屋から海は見えません。
インテリアが、「昭和」って感じですよね。
本州にあるような大手企業によるチェーン店やサービスが一切無く、コンビニもファストフード店もないので、朝食はしっかり摂れるようになっています。途中お腹が空いたとき用に、外出する際はお菓子を忘れずに。個人商店は夜間営業はしていませんので、夜中に小腹が減ったとき用のものもあるといいかもしれません。
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【追記:2022年5月)
展望露天風呂や星空観測会のある「リードパークリゾート 八丈島」が、2015年にオープンしたそうです。ビューホテルとは反対側のオーシャンビューだそう。
https://www.lidohotels.jp/park/
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