湘南|鑑賞初心者でもOK!相模薪能、観てきました(寒川町)

寒川神社の薪能は、毎年8月15日の終戦記念日に戦争の犠牲者への追悼と平和祈願の神事として行われています。44回目の今年は、伊勢神宮の式年遷宮の年なので、それにちなんだ演目「絵馬(能)」「伊文字(狂言)」「歌占(能)」が上演されました。


能は観世流、狂言では、野村萬斎さんが毎年出演されているそうです。

演目の内容はこちら。

絵馬(能)
https://www.the-noh.com/jp/plays/data/program_082.html

伊文字(狂言)
https://blog.goo.ne.jp/67kiyoh/e/cb789bbe9d975714d7ce7d7fe640e777

歌占(能)
https://www.the-noh.com/jp/plays/data/program_106.html


舞台のお浄め、雅楽の楽器の音色、神主さんの祝詞、ご神火からの火入れなど、数々の儀式が執り行われた後、戦争の犠牲者に黙祷を捧げます。開演前はまだ明るいのですが、儀式やお話が進むうちに、日が暮れていき、薪の火が赤々と見えて来て、舞台はまさに「幽玄の美」と言われる状態に。

正直に言うと、能も狂言も難しく(どちらかというと、狂言の方がわかりやすかった)、あらすじを読んでも面白いのかすらわからないのですが、実際に観ると、見入ってしまうものですね。いきなり能楽堂に行くのはハードルが高いですが、薪能は親しみやすいと思います。
日本人なのに、日本の伝統芸能を観に行くことって意外ありませんが、聞いたところによると、中国でも、中国人は京劇とか観に行かないそうで、外国人の方が詳しかったりするのは同じだそうです。
でも、観たら感激します。灯台下暗しだなあ。



↑↑2012年度のものです。


相模薪能の申し込みについては、主催である寒川神社にお問い合わせを。
毎年、7月1日にHP上でもお知らせが出ているようです。往復はがきで応募し、先着順。1人につき1枚の往復はがきを使用、2人分の場合は2枚書くことになります。印刷されて返送されてくるため、返信用の裏面は何も書かないでくださいとのこと。(これがチケットになり、当日持参します)。


今回、7月2日に往復はがきを投函し、チケットの通し番号は600番台。善は急げ!座席は自由席なので、皆さん結構早めに行って並んでました。開場の40分前に行ったのですが、既に長蛇の列でした。

 

●寒川神社
https://samukawajinjya.jp/




夏の花火大会もいいけれど、薪能もお勧めです。



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