台北でちょっと贅沢なホテルに泊まろうと思ったら、台北駅前にある「凱撒大飯店(カイサー・ダーファンディェン)」や、街並みがきれいな中山(チュウザン)にある「老爺大酒店(ホテルロイヤル)」が人気らしいですね。でも、圓山大飯店(ユェンシャンダーファンディエン)もお薦めです。
北京の紫禁城を模してデザインされたそうですよ徹底した中華っぷりが素晴らしい!
日本統治時代は神社が建てられ、その後は迎賓館が建てられました。
そして一時期は、蒋介石が執務室&隠れ部屋として使っていたこともあるそうで、宋家の三姉妹でお馴染みの宋美齢の持ち物も、未だに残されていたり、当時使われていた秘密通路があると言われています(都市伝説か??残念ながら非公開)。
激動の歴史を感じますね。
敷地も約8万平方メートル、小高いところにあるため、ちょっと気軽にコンビニでも・・・というわけにはいかないですが、静かにゆったり過ごしたい人にはいいと思います。
敷地も広く、門まで遠い・・。
客室のバルコニーから遠くに台北101が見えました。
で、ロビーは真っ赤(笑)。
右を見ても左をみても、上を見ても美しい。
下の写真は、天井にある梅の形をした『藻井』。中国古代建築技術の特色の1つ。本来は皇帝の宝座と寺院の仏像の真上にだけある天蓋。「気の井戸」みたいな感じだとか。
中央にいる5匹の龍は、「五福臨門(すべての福を入口に集める)」という意味だそう。また、周囲や全体でそれぞれ、「歩歩高升(一歩一歩出世していく)」「一路発財(財が増える)」という意味を表しているそうです。
場所によって天井の色とか、描かれている模様や龍の数が違います。中華街の門も色が違い、東は青、北は白とか。なので、風水的な意味らしいいので、ある程度、意味や見どころを知った上で見たら面白いのかもしれませんね。
天井だけでなく、あらゆるところに20万以上の龍の彫刻があり、それ故に「龍宮」とも呼ばれているとか。数多くの灯篭(?)も、よく見ると全て違う絵が描いてあるそうです。また、このガラスの扉の模様に注目。ここに6つの古代文字が模様の中に隠されていて、6つを繋げると「中華民国万歳」になるそうです。
外の景色もきれい。写真は早朝にホテルのエントランスから。もやがかかっていて遠くの景色が水墨画のようでした。
ホテル全体が美術館みたいなので、ホテルから出なくても楽しめて、退屈しませんでした。さらに昼間は中国音楽、夜はジャズのロビーコンサートもあり。
部屋のバルコニーです。
柵の向こうは、別の部屋。セキュリティ的に大丈夫なんだろうか?
- 最寄駅:MRT淡水線「圓山」駅。
- 交通:圓山大飯店~圓山駅は無料送迎バスが20分間隔くらい。空港からホテル:大有バス西線で「圓山大飯店」下車。30分に1本くらいあるようですが、圓山大飯店に停車しないものもあるので、実際には1時間に1本の割合。停車するかどうかは乗車時にご確認を(早朝と夜間は停車しないとか)。料金は110元くらい。
- ホテルから空港:シャトルバスがあり、料金は一人90元くらい。前日までにフロントへ申し込みが必要だそう。
【ご注意】
電話予約は日本語不可、フロントには日本語がわかる人がいましたが、常駐してるかわかりません(英語は通じます)。
お掃除のおじさんの方が日本語がうまいかも?
金額やバスの本数など、変更している可能性があります。
お部屋の中と、お部屋からの眺望はこんな感じです。
圓山大飯店
https://www.grand-hotel.org/JP/official/main.aspx
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