台湾も温泉王国。南部にある「四重渓温泉(スーツォンシーウェンチェン)」に行ってきました。台湾北部(陽明山温泉、北投温泉)と南部(泥温泉の関子嶺温泉)と並んで四大名湯のひとつに挙げられ、その水質は台湾で一番いいという評価。
「川を四回渡らなければならないため四重渓と名付けられた」という地に湧いたこの温泉、台湾で一番汚染の少ない川のそばに湧き、「霊泉」と言われています。ぬるっとした感じはあるけど、柔らかくて滑らかな水質です。
台湾も、温泉で水着着用は必須。
水着は、旅館内で1,500元~2,500元くらいで売られていて、南国らしくカラフルなかわいいものが多いけど、他で買う方が安いと思う・・・。
ぬるめで臭いはほとんどありませんでした。 |
台湾に温泉を最初に見つけたのはドイツ人。温泉文化がないせいか、ほとんど利用されず、日本統治時代の1895(明治28)年に憲兵が出湯を発見したことから、開発が進められたそう。日本人の風呂好きによって開発された温泉は他の国にもありそうですね。
今回は、日本統治時代の面影が色濃く残る旅館、清泉山荘に宿泊。
日本統治時代の名称は「山口旅館」。昭和天皇の弟・高松宮宣仁親王がハネムーンにいらしたほか、高官も多く訪れたとか。高松宮宣仁親王が宿泊された部屋は別棟ですが、現在も残されています。
温泉に向かう通路、さすが日式温泉館、何となく日本っぽい。 |
宿泊費は、シーズンオフの平日は割引があるらしく、通常は3,600元くらいの洋室二人部屋で2,400元位(一人当たりにすると、1,200元)くらい。ここは女性向きのかわいいお部屋ですが、和室もあるそうです。
アクセス
ホテルによっては車城までの送迎バスがあるらしいので、ホテルにご確認を。なくても、バスとタクシーで行くことができました。
- バスで「恒春」のターミナルまで行く
- さらにバスを乗り換え「車城」まで行く
- そこからタクシーで15~20分ほど(墾丁から四重渓を回る路線もできたらしい)
今後、新幹線もできれば、南部へのアクセスが楽になってくると思うので、もっと気軽に行けるかもしれません。
四重溪溫泉「清泉」
https://www.since100hotspring.com.tw/jp/
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