台湾|阿里山森林鐵路、途中下車:「奮起湖」駅の駅弁/愛玉子

 

嘉義駅から2時間ほどで到着する「奮起湖(フェンチーフー)」駅。ここでの停車時間は列車にとっても乗客にとっても腹ごしらえのチャンスらしく、特に「奮起湖便當」は台湾で最も有名な駅弁のひとつ。

駅弁自体は駅周辺のお店でも買えるため、車で来た人でも食べられるが、人気商品ゆえに売り切れてしまうことも。そんなときはこちらのお弁当。
嘉義縣の名物の「火鳥肉飯」。

台湾の駅弁は、必ず煮卵が入っている気がする。


阿里山がある嘉義縣の名物は「火鳥肉飯」。火鶏(七面鳥)を使った甘辛丼?といっても、辛さはほどんどありません。



駅弁、阿良鉄支路便當のお店


 

駅周辺の風景
見た目には田舎な感じがしますが、森林鉄道の駅前としては一番栄えています。地図で確認すると栄えているのってこの駅周辺だけです。もともと奮起湖駅は貨物の集積所だったそう。蒸気機関車時代に機関車の入れ替えや水・石炭の補給を行っていたため停車時間が長く、その間、乗員乗客は街で休息や食事を取るようになり、次第に駅周辺の集落が繁栄していったとか。もともとそばを売る程度だったのが、お弁当を売るようになったのだとか。

老街散策も楽しいですよ。


カフェ「愛玉伯ㄟ厝(愛玉おじさんの家)」
愛玉子を食べに、奮起湖老街にあるカフェ「愛玉伯ㄟ厝(愛玉おじさんの家)」へ。このあたりでできた初めての喫茶店らしく、台湾版レトロ喫茶(?)見晴らしのよいテラス席や手作りの看板や装飾に心が和みます。ここでは、自家製愛玉のデザートがお勧めらしい。


台湾中部は食材が豊かなところ。特に阿里山周辺は、高山茶、阿里山コーヒー、筍、山葵、椎茸の名産地で、もちろん愛玉もよく採れるそう。


数あるメニューの中で、一番さっぱりしてそうな「檸檬愛玉」を注文。

愛玉子は、愛玉の果実が持つ水の中で揉みだすと固まる性質を生かしていて作ったゼリー。普段食べているゼラチンを使ったゼリーとは異なり、柔らかくプルプルの食感と喉越しも滑らか。

愛玉にも天然と天然じゃない物があるそうですが、全然味や食感が違うんですって。でも、日本に居たら天然の愛玉使った愛玉子ってそうそう食べられないんじゃ・・・?愛玉自体が台湾特有らしいので。



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